お悔やみの花
この処 お悔やみのお花の注文が続いています。
よく「お悔やみに使ってはいけないお花があるんですか?」と
聞かれます。《①菊が入るか、②菊なしの洋風か、③洋風にバラが入るか≫
と大まかに分けるとこの3種類が“つぐり”で登場するお悔やみのお花の種類です。
お悔やみには菊が当たり前、と思われていらっしゃる方が以外と多いようです。
逆に年末になると数十年前のレコード大賞がテレビに流れてきて、やはり目がいくのは
素晴らしく大きい花束。それに菊が当たり前のように入っていて。
この時代はお悔やみもお祝いも同じお花で
当時は花の種類が少なく 花もちが良いから菊が主役だったんでしょうね。
今では考えられません。
フラワーデザインの歴史は長いのに、日本での歴史って短いんだな~
と感じます。
そう思うと お悔やみのお花も故人や飾る方の好きなお花で良いような
気がします。そして その土地の風習に従うのも故人を思いやる表れでしょうか。
そしてお正月には昔から、花を仲立ちに心を伝えるしきたりがあり、お正月の祝い花に
象徴される意味があります。語呂合わせとして
菊を「喜びが久しいと書く「喜久」に音が通じるからめでたいお花として
飾る風習があるようです。
菊も改良が進んで大輪菊の素敵な種類も増えています。
そんな菊の事を考えた重陽の節句でした
今日のお悔やみのお花でした
つぐりのホームページ
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